製品紹介
OptiganはGPUベースのアニーリングマシンです。
本格的な量子コンピューティングを導入する前に、手軽に量子プログラミングの体験やアプリケーション開発を行う場合に最適です。10万ビット以上の大規模問題の入力と高速実行が可能で、実問題やPoCを視野に入れたアプリケーション開発にも対応できます。
パフォーマンス
Optiganと他のアニーリングマシンを使って、組み合わせ最適化問題として代表的な巡回セールスマン問題 (TSP) を解いてみました。
下記のグラフは下に位置するほど良い結果を示しており、横軸が最適解に相当します。
製品比較
Fixstars Optigan |
D-Wave 2000Q |
日立 CMOS Annealing |
富士通 Digital Annealer |
東芝 SBM |
|
---|---|---|---|---|---|
計算方式 | GPU | 量子アニーリング | デジタル回路 | デジタル回路 | GPU |
最大ビット数 | 100,000以上 | 2,048 (16x16x8) | 61,952 (352x176) | 1,024/8,192 | 10,000 |
係数パラメータ | デジタル (32/64bit) | アナログ (5bit程度) | デジタル (3bit) | デジタル (16/64 bit) | デジタル (32bit) |
結合グラフ | 全結合 | キメラグラフ | キンググラフ | 全結合 | 全結合 |
全結合換算ビット数 | 65,536 | 64 | 176 | 1,024/8,192 | 1,000 |
APIエンドポイント | Fixstars | D-Wave Cloud | Annealing Cloud Web | DA Cloud | AWS |
2020年9月1日現在 当社調べ
オプションサービス
Optigan のコア・テクノロジーはお客様固有の課題に特化した形に適用することが可能です。
これにより、更なる性能の向上が期待できるだけでなく、お客様固有の開発プラットフォームへの組み込みや、運用に向けた取り組み等に対し柔軟にお応え致します。
以下は弊社で実績のあるカスタマイズオプションの適用例です。
- 物流倉庫における人員配置問題専用ソルバーの開発
- 工場における生産計画問題専用ソルバーの開発
- 各種NVIDIA CUDAプラットフォームへのOptiganの移植
使用方法
GPUベースのアニーリングマシン「Optigan」は、ミドルウェアの「Amplify」とともに使用することで開発効率を飛躍的に高め、その性能を余すところなく発揮することができます。 また「Amplify」をベースに作られたアプリケーションは、再実装することなく、他社の量子コンピュータやアニーリングマシン上でも動かすことができます。
まずは無料ウェブ体験版をお試しいただくか、弊社担当までお問い合わせください。